ローマの休日 / Roman Holiday(1953)

 

昔、「映画字幕は直訳ではない」なんて著書があったけど

今日は原題と邦題に付いて 考えてみた。

外国映画の原題の直訳邦題の好例は「ウエスト・サイド物語」(1961)。

原題は勿論「West Side Story」。

おまけでつけます、僕の好きなシーン。

チャキリスが歌って・踊って・芝居を楽しんでます。やるな~!。

 

ローマの休日」に付いては以前アスカパパさんのブログに長々とコメントを入れて

しまったけど

制作側は「ローマの」と言う「特定の場所」を言いたかったのでなく

浪漫」を伝えたかったと考えます。

つまりホントは「ロマンチックな休日」。

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 ↓何種類か予告編があるけど、おー「ROMANCE」!。

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 予告編では何回か「ロマンチック・ラブ・ストーリー」とナレーターが叫ぶ。

 

おッ、オードリー(1929~1993)が涙してる。恋したのに別れとは。

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場所を言いたいなら「IN ROME」が普通かな?。

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つまり、逆から原題を考えれば「Holiday in Rome」、又は「Rome Holiday」

だろう。

たまたま映画の舞台がローマだから

監督はいわば「かけ言葉」として使用したと考えて自然でしょう。

恐らく当時の輸入会社もひよっとして荻さんも、いや淀川さんもあるいは水野さんも

単純にローマが舞台だから何も疑問に思わなかったのでしょう。

 

そうそう、トロイ・ドナヒューとデビュー作になるスザンヌ・ブレシェットの

まさにローマが舞台の「恋愛専科」。

この原題は「Rome Adventure」でした。

 

高度成長期に「Holiday in TOKYO」って言うグランド・キャバレーが赤坂にあったな。

余計でした、、。

 

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