不思議な世界の物語
シネラマ第1作劇映画の 「不思議な世界の物語」を久々に観る。
日本では「西部開拓史」が先に上映されたから第1作品と思われているけど
実際は「不思議な世界の物語」が第1作。
左は贔屓してるバーバラ・イーデン。
ハリウッドでネガを焼失したのでBDはおろかDVDが存在しない。
レーザー・ディスクをDVDに焼いたもので鑑賞。
捨ててないで持っているパンフ。
初期のシネラマの概念図(日比谷の旧帝劇がこの方式)
最近になってリストアされた『これがシネラマだ』 (日本公開1955年1月5日)
の予告編
今ではアメリカでマニアが「シネラマカメラ」で撮っているようだ。
可愛い過ぎるイヴェット・ミメオのジプシー・ダンス。
下のYouTubeはワイド画面の一部です。
実際は3分割画面だからパンすると画面と画面の継ぎ目が
見える。
西部開拓史
湾曲したスクリーンをイメージして(笑)。
いわば、二階席右側から見た感じ。
一階席左側から見た感じ。
ネット画像
実際のスクリーンは
A・ニューマンによるスコアは素晴らしい。
グランド・フィナーレでは「アメリカ」を高らかに歌います。
それも「鉄拳」と「銃」を使って、と。
2分11秒のところで煙が煙突に吸い込まれていきます。
フィルムの逆回しだからです。
1952~1962までのシネラマは8作品全部観た。
以降の「ニセラマ」は全部見ていません(笑)。
シネラマ(Cinerama) (35mm×3本、フィルム送り速度26コマ/秒) 『これがシネラマだ』(This Is Cinerama) (1952) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1952.9.30/日本公開1955.1.5)120分+休憩 『シネラマ・ホリデー』(Cinerama Holiday) (1955) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1955.2.9/日本公開1955.12.21)120分 『世界の七不思議』(Seven Wonders of the World) (1956) アメリカ映画 スタンリー・ワーナー社 (アメリカ公開1956.4.10/日本公開1957.3.15)128分+序曲・休憩・終曲を含む 『世界の楽園』(Search for Paradise)(1957)アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1957.9.25/日本公開1958.6.1)104分+序曲・休憩・終曲を含む 『大西洋二万哩』(Windjammer)アメリカ映画 ナシヨナル・シアターズ+シネミラクル (アメリカ公開1958.4.10/日本公開1962.4.29)142分+序曲・休憩・終曲を含む 『南海の冒険』(South Seas Adventure) (1958) アメリカ映画 シネラマ社 (アメリカ公開1958.7.16/日本公開1959.4.25)120分+序曲・休憩・終曲を含む |
上記ビデオソフト海外版Blu-ray既発売
下記ビデオソフトBlu-ray&DVD既発売
スーパーシネラマ(Super Cinerama)(旧式) (35mm×3本、フィルム送り速度24コマ/秒) 『不思議な世界の物語』(The Wonderful World of the Brothers Grimm) (1962) アメリカ映画 MGM+シネラマ社 (アメリカ公開1962.8.7/日本公開1964.3.6)135分+序曲・休憩・終曲を含む(ビデオソフトLD既発売) 『西部開拓史』(How the West Was Won) (1962) アメリカ映画 MGM+シネラマ社 (アメリカ公開1963.2.21/日本公開1963.11.25)162分+序曲・休憩・終曲を含む(ビデオソフトLD・DVD既発売) |
西部開拓史の「上映方式」は
スーパー・シネラマ
1台の映写機の中に光学系メカが3システム組み込まれている。
東京・京橋にあった「テアトル東京」がこの方式だった。